リハビリ中の会話の中で「柔軟性のある筋肉をつけることが大切です」と毎日のようにお伝えしています。
特に体幹(お腹や背中)や膝関節周囲(太もも、ふくらはぎ)の筋肉については、腰や膝関節への負担を減らす意味でも非常に重要です。
筋肉は①筋肉を使う→②筋肉が少し壊れる→③筋肉を修復させる(あえて筋肉を休ませる時間を作る)ことを繰り返すことで大きくなります。
ただ、この工程を繰り返すことで筋疲労も出てきます。
筋疲労には主に以下のような2種類があります。
「末梢性の疲労」→筋肉そのものが働きにくくなってしまう状態
原因①筋肉内のエネルギー不足
原因②疲労物質の蓄積
「中枢性の疲労」→脳や神経系が原因となる疲労のこと
原因①疲労に伴い脳の活動が低下すると、筋肉に正確に指令を送れなくなり、体が本来の力を出せない→運動に対するモチベーションの低下や、精神的な疲労が起こり、運動が続けられなくなる
筋肉の材料となるタンパク質が不足していると、トレーニングをしても効果が出にくいと言われていますので、普段から良質なタンパク質を摂ることをおすすめします。
また日本人は欧米人と比べタンパク質の摂取量が不足しがちといわれていますので、下記のタンパク質量を目安に積極的に摂取しましょう!
1日当たりのたんぱく質の食事摂取基準はおおよそ18〜64歳で65g、65歳以上は60gです。
食事で摂ったタンパク質がすべて筋肉になるわけではありません。
タンパク質は皮膚や臓器、細胞など、人体を構成する様々なところでも消費されますので、こまめに摂取するようにしましょう。