いよいよ寒さ厳しい冬がやってきました。
この時期の嫌な仕事の一つに雪かきがありますね。
重い雪を持ち上げることで体への負担が大きく、雪かきをして腰を痛めてしまわれた方が当院へ来院されることもあります。
そこで今回は、なるべく腰に負担をかけないような雪かき動作についてお話します。
雪かきで腰を痛めてしまう原因として、雪をすくう、すくった雪を持ち上げる、持ち上げた雪を捨てる等の動きの際に腰の力だけで上半身をかがめることや、起こしてしまうことが考えられます。
写真のように膝を伸ばしたまま上半身を前かがみにすると腰への負担が大きくなってしまいます。
また、このまま体を起こすと腰の力だけで上半身を起こすことになり、その際にも腰に強い負担がかかります。
雪をすくうときは膝を使いながら体勢を低くします。
雪をすくい持ち上げる際には“お腹に力を入れ”ながら“膝を”伸ばして持ち上げていきます。
この、“お腹に力を入れる”“膝を伸ばして持ち上げる”というのが腰への負担を減らすためにとても重要になります。
次にすくった雪を捨てる際ですが、遠くに飛ばそうと体を強く捻りながら投げ捨てるような動きは腰への負担大です。
作業の効率は悪くなってしまうかも知れませんが、雪を捨てる時は投げ捨てず、捨てる場所まで運んでからその場に落とすようにして捨てると腰への負担が少ないです。
冬の雪かきは避けては通れない仕事の1つで、どうしてもご自身でやらざるを得ない方も多いと思います。
普段使わないような筋肉も使う為、多少の筋肉痛等は出てしまうかもしれませんが、少しでも体への負担を減らせるように体の使い方を意識して、頑張りすぎずに無理なく行うようにしてくださいね。
雪かきなど力仕事をした後は12/2のブログで紹介したようなストレッチ等筋肉のケアをすることも疲労を蓄積させない為には効果的ですよ。
「足がつったぁ~!」皆さんも一度は経験されたことないでしょうか?
これは一般的に「こむらがえり」と言われる現象で、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋・ヒラメ筋)が収縮し続けることで筋肉が硬くなり、もとの状態に戻らない状況になります。
症状が強い場合痛みとして感じ、入眠中であれば覚醒してしまうほどです。
その原因ははっきりと分かっていないのが現状ですが、水分やミネラルの不足(特にマグネシウム)、筋肉疲労、筋肉自体の柔軟性不足などが引き金になると言われています。
そこで今回「こむらがえりになりにくい体づくり」として、簡単なストレッチを覚えて頂ければと思います。
※下の写真では左足(後ろの足)で実演しています。
①まずは、ふくらはぎを優しくマッサージ
②腓腹筋ストレッチ
③ヒラメ筋ストレッチ
④弁慶の泣き所ストレッチ
最後、もう一度ふくらはぎを優しくマッサージ