みなさん痛みがある時に温めるか冷やすか迷うときはありますか?
迷ったときは以下を参考にしてみてください。
・冷やす時
患部に腫れや熱を持っており、ズキズキと鋭い痛みの場合
※冷やす場合は20分ほどに留めておきましょう。
長時間冷やしてしまうと神経に影響が出てしまいます。
・温める時
ズキズキとは違う重怠い痛みの場合
筋肉が硬くなって疲労していることが考えられます。
温めることで酸素や栄養がいきやすくなり、痛みの物質や老廃物が流れやすくなります。
では湿布は???
湿布も同様に冷湿布と温湿布に分かれています。
・冷湿布
捻挫や打撲、ぎっくり腰など急に痛みが起きた場合
・温湿布
肩痛や腰痛など入浴後に痛みが和らぐ方の場合
どちらの湿布も消炎鎮痛剤が含まれています。
冷湿布にはメントール、温湿布にはカプサイシンが含まれているためもし、カプサイシンでかぶれやすい方は冷湿布にするか、塗るタイプの湿布薬を検討されると良いかもしれません。
普段杖を使っている方もいらっしゃると思いますが、杖の長さをちゃんと合わせて使っているでしょうか?
今回は杖の長さを合わせる基準やどちらの手で持ったほうが良いのかを説明します。
まず杖の長さですが、まっすぐ腕を下したときに杖の持ち手が手首にくる長さにします。
この長さだと杖を持った時に肘が軽く曲がった形になり、杖を突いた時に力が入りやすくなります。
大体の杖は簡単に長さが調整できるようになっているので、ご自分に合った長さに調整しましょう。
もし長さ調節ができない杖だった場合は切って調整しなくてはならないので注意が必要です(木製の場合はのこぎり、金属の物はパイプカッターを使います)。
20年以上前、理学療法士学会でドラマや映画で杖を突いているシーンを調べた発表がありました。
その結果は殆どの作品が間違った側で杖を突いていたそうです。
では、そもそも杖はどちらの手に持つのがよいでしょうか?
例えば左足が痛くて杖を突く場合、
①左足に無理がかからないように右手に持ちますか?
②痛い左足の代わりとするために左手で持ちますか?
答えは痛い方と逆の手で持ちます。例えの場合で言うと①が正解です。
杖に体重をかけ、痛い脚に負担がかからないようにして歩きます。
杖を突く際はご自身の身体に合わせ上手に使っていきましょう。