今回はタオルを使用した足首や足の指の運動をお伝えします。
日常生活では字を書く、食事をする等手指を使う機会は多いですが足趾(足の指)は意識しないとなかなか動かすことがありません。
しかし足首や足の裏、足趾(足の指)の動きは立つ・歩く等バランスを取ることにとても重要な役割をもっています。
足首や足趾が硬いと、バランス調節が難しくなったり、つまずきやすくなることで転倒の危険性が高くなってしまいます。
また扁平足になる可能性もあり、扁平足で足部のクッション性が減ってしまうことで疲れやすくなったり、膝等他の関節に負担がかかってしまう等のリスクがあります。
足首や足趾を良く動かすことはバランス能力の改善に伴う転倒防止やむくみの防止につながります。
①タオルギャザー
座った姿勢で床に敷いたタオルの上に足を乗せ、足の指を使って手繰り寄せるようにする運動です。
この運動では足部の筋肉を鍛えたり、足趾の動きが良くなることでバランス機能の改善や扁平足の防止になります。
実施時は踵が浮かないように行ってください。
すでに足趾の硬さが生じている方ですと上手く手繰り寄せることができないかも知れませんが、あきらめず日々繰り返して行ってみてください。
上手くできるようになってくればそれだけ足趾が動くようになってきたということです。
②ヒールスライド
タオルギャザーと同様にタオルの上に足を乗せ、足の裏を床につけたまま膝の曲げ伸ばしを繰り返します。
この運動では足首の動きをよくする効果があり歩行時のつまずきの防止やバランス能力の改善になります。
足の裏を床にぴったりと着け、踵やつま先が浮かないようにすることがポイントです。
どちらも左右10~20回ずつ、3~4セットを目安に行います。
普段あまり意識しないため動きが悪くなりやすい部位ですがバランス機能にはとても重要な関節なのでぜひ行ってみてください。